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新型CX-5を選ぶ時、グレードの次に迷うのが2WDにするか4WDにするかですよね。
結論から言うと、雪が積もる地域に住んでいる方、冬にスキー場や雪道へ出かける方は4WDです。それ以外の方は、2WDでも困る場面はほとんどありません。
この記事では、価格・燃費・重さ・雪道での違いを数字で並べて、自分がどちらに当てはまるかを判断できるようにしていきます。
2WDと4WDの違いを先に表で見る
マツダ CX-5の新型(3代目)は、全グレードで2WD(FF)と4WDを選べます。エンジンはどちらも2.5Lガソリン+マイルドハイブリッドで同じです。
違いを先にまとめておきますね。
| 項目 | 2WD(FF) | 4WD |
|---|---|---|
| 価格差 | 基準 | +236,500円 |
| WLTC燃費 | 15.2km/L | 14.2km/L |
| 車両重量(S) | 1,640kg | 1,710kg |
| 燃料タンク | 56L | 58L |
| 走行モード | スポーツモード付 | スポーツモード+オフロードモード付 |
| ヒルディセントコントロール | 無し | あり |
| 最低地上高 | 205mm | 205mm |
(新型CX-5 主要諸元・装備表・2026年5月現在。燃費は国土交通省審査値)
- 4WDは23万6,500円高く、燃費は1.0km/L下がる
- 車の高さ(最低地上高)は2WDと4WDで同じ205mm
- 4WDだけにオフロードモードと坂道を下る時の補助が付く
『4WDのほうが車高が高いのかな』と思っていた方もいるかもしれません。実は、最低地上高はどちらも205mmで変わらないんです。
価格の差はグレードごとにいくら?
4WDの追加分は、S・G・Lのどれを選んでも同じ236,500円です。
先代KF型の公式掲載価格では、4WDの追加分は231,000円でした。新型ではそこから5,500円だけ上がった計算になります。
| グレード | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| S | 3,300,000円 | 3,536,500円 |
| G | 3,520,000円 | 3,756,500円 |
| L | 4,070,000円 | 4,306,500円 |
(メーカー希望小売価格・消費税込・2026年5月現在)
ここで気をつけたいのが、グレードとの組み合わせです。S 4WD(3,536,500円)とG 2WD(3,520,000円)は、ほぼ同じ値段になります。
『4WDにするか、1つ上のグレードにするか』で迷うのは、ここなんですよね。
例えばこんな場面です。予算は355万円まで、住まいは雪の少ない地域という方。
「SでもいいけどGの装備も気になる」「雪道を走らないなら、4WDよりGの装備にお金を回したほうが満足できるかも」
こうした考え方で、駆動方式とグレードを1つの予算の中で比べるのがおすすめです。グレードの差は新型CX-5のS・G・Lの違いで詳しく見ています。

燃費の差は年間でいくらになる?
カタログの燃費は、WLTCモードで2WDが15.2km/L、4WDが14.2km/Lです。走る場所ごとの値も見ておきましょう。
| WLTCモード | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| 総合 | 15.2km/L | 14.2km/L |
| 市街地 | 11.7km/L | 10.9km/L |
| 郊外 | 15.5km/L | 14.4km/L |
| 高速道路 | 17.2km/L | 16.2km/L |
(国土交通省審査値・新型CX-5 全グレード共通)
燃料はどちらも無鉛レギュラーです。では、この差がお財布にどれくらい響くのか、仮の数字で計算してみますね。
年間1万km走り、レギュラーガソリンが1Lあたり170円だった場合で計算しています。ガソリン価格は時期と地域で変わるので、目安として見てください。
| 2WD | 4WD | |
|---|---|---|
| 年間の給油量 | 約658L | 約704L |
| 年間の燃料代 | 約111,800円 | 約119,700円 |
| 差 | 基準 | 約7,900円多い |
カタログ燃費どおりに走れたとすると、年間の差は8,000円弱です。5年乗っても4万円ほどなので、燃費の差より車両価格の差23万6,500円のほうがずっと大きいんです。
実際の燃費は、乗り方や季節でカタログ値より下がるのが普通です。実燃費の目安はCX-5の実燃費で見られます。
- 自動車税は排気量2.488Lで、2WDも4WDも年43,500円
- 重量税の区分も1.5t超2.0t以下で同じ
- タイヤサイズはグレードで決まり、駆動方式では変わらない
重さと給油の間隔は変わる?
細かいところも見ておきましょう。
4WDは2WDより70kg重くなります(S 2WD 1,640kg、S 4WD 1,710kg)。大人1人ぶんほどの差です。
燃料タンクは4WDのほうが2L大きく58Lです。満タンからカタログ燃費どおりに走れたとすると、走れる距離の目安はこうなります。
| タンク | 満タンで走れる距離の目安 | |
|---|---|---|
| 2WD | 56L | 約851km |
| 4WD | 58L | 約823km |
(タンク容量×WLTC総合燃費で計算した目安。実際の距離は走り方で短くなります)
給油の間隔は、2WDも4WDもほとんど変わらないと考えて大丈夫です!
70kgの差は、ふだんの運転で強く感じるほどではないと考える方が多いはずです。ただ、重さは燃費の差の理由のひとつでもあります。
荷室の広さや後部座席の広さも、駆動方式による違いは装備表に出ていません。荷物の積み方はCX-5の荷室の広さで確かめられます。
雪道で4WDが助けてくれる場面
ここからが本題です。4WDの価値が出るのは、タイヤが滑りやすい場面での「進む力」なんです。
| 場面 | 2WDとの差 |
|---|---|
| 凍った交差点や坂道からの発進 | 4WDのほうが空回りしにくい |
| 雪が積もった上り坂 | 4WDのほうが登りやすい |
| わだちのある雪道 | 4WDのほうが進みやすい |
| 急な下り坂 | 4WDはヒルディセントコントロールで速度を保ちやすい |
| ブレーキで止まる距離 | ほぼ変わらない(タイヤ次第) |
ここは大事なところです。4WDでも、止まる力は2WDと同じです。
『4WDなら雪道でも安心』と思いがちですよね。ただ、止まる時に効くのはタイヤのグリップです。4WDでも、スタッドレスタイヤを履いていなければ雪道は危険です。
雪道や凍結路を走るなら、駆動方式に関係なくスタッドレスタイヤか、雪道で使えるタイヤが必要です。Sは225/65R17、GとLは225/55R19なので、グレードで冬用タイヤの費用も変わります。
冬用タイヤのサイズと費用はCX-5のタイヤサイズと交換費用にまとめています。
なお、新型CX-5は全車が寒冷地考慮仕様です。2WDでも、寒い地域で使うための装備は備わっています。
オフロードモードはどんな時に使う?
4WDには、走行モードの切り替え(Mi-Drive)にオフロードモードが付きます。2WDにあるのはスポーツモードまでです。
ぬかるんだ道や砂利道など、タイヤが空回りしやすい場所で使うモードです。キャンプ場の未舗装の駐車場や、雪で荒れた道を走る時に役立ちます。
例えばこんな場面です。雨の後のキャンプ場で、土の坂を登って出る時。
「タイヤが滑りそうで怖いな」「オフロードモードにしてから、ゆっくり登ってみよう」
普段の街乗りで使うことはほとんどありません。アウトドアに出かける方ほど価値を感じやすい装備なんです。キャンプでの使い方はCX-5で釣り・キャンプでも紹介しています。

4WDにしたほうがいい人・2WDで十分な人
ここまでの話を、使い方別に分けてみます。
- 冬に雪が積もる地域に住んでいる
- 自宅や職場の近くに急な坂がある
- 冬にスキー場や雪の多い場所へよく行く
- キャンプなどで未舗装の道を走る
- 雪がほとんど降らない地域に住んでいる
- 街乗りと高速道路が中心
- 雪の日は車で出かけないと決めている
- 予算を装備やグレードに回したい
『年に1回だけスキーに行く』という方は迷いますよね。その場合は、行き先の道路状況とタイヤで考えてみてください。
主要道路がしっかり除雪されている場所なら、2WD+スタッドレスで行ける場面も多いです。山道や駐車場の坂で不安があるなら、4WDにしておくと気持ちに余裕が出ます。
売る時の差も少しだけ考えておく
雪の多い地域では、中古車でも4WDを探す人が多いと言われます。そのため、地域によっては4WDのほうが値段が付きやすいこともあります。
ただ、どれくらい差が出るかは時期と地域で変わり、断定はできません。売る時の考え方はCX-5のリセールバリューを参考にしてみてください。
雨の日の坂道ではどう?
雪のない地域でも、雨で濡れた急な坂や、落ち葉の積もった道ではタイヤが滑りやすくなります。
こうした場面でも、4WDは発進の時に空回りしにくいのが強みです。ただ、普段の舗装路を雨の日に走るくらいなら、2WDで不安を感じる場面は多くないはずです。
雪の少ない地域でも4WDを選ぶ人がいる理由
雪がほとんど降らない地域でも、4WDを選ぶ人はいます。理由として多いのは、冬の帰省先や旅行先が雪国というケースです。
『住んでいる場所は大丈夫でも、行き先が心配』という気持ちは分かりますよね。年に数回でも雪道を走る予定があるなら、その数回のために4WDを選ぶのは自然な考え方です。
反対に、雪の日は電車で移動すると決めているなら、2WDでも困ることはほとんどありません。
中古で探す時は駆動方式の表示を見る
新型CX-5の型式は、全グレード・全駆動方式で5AA-KMYSDPと共通です。型式だけでは2WDか4WDかを見分けられないんです。
中古車や未使用車を探す時は、販売店の表示にある駆動方式の欄を確かめてみてください。分からない時は、店頭で直接聞くのが確実です。
迷った時の決め方
『みんなはどっちを選んでいるんだろう』と気になる方もいるはずです。ただ、周りの選び方より、自分の住む場所と行き先で決めるほうが後悔しにくいんです。
最後に、決める順番をまとめておきますね。
- 住んでいる地域で、冬に雪が積もる日が年に何日あるかを思い出す
- 自宅や職場のまわりに急な坂があるかを確かめる
- 冬の遠出(スキー・帰省など)の行き先と回数を考える
- どれも当てはまらなければ2WDにして、浮いた23万6,500円をグレードや装備に回す
見積もりを取る時は、2WDと4WDの両方で総額を出してもらうと比べやすくなります。オプションや諸費用を含めると差が23万6,500円より広がることもあるので、総額で見てみてください。
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よくある質問
CX-5の4WDは燃費がどれくらい悪くなりますか?
WLTCモードで2WDが15.2km/L、4WDが14.2km/Lです。年間1万km・1Lあたり170円で仮に計算すると、燃料代の差は年8,000円弱です。
CX-5の四駆は最低地上高が高いですか?
変わりません。新型は2WDも4WDも最低地上高205mmです。
4WDなら雪道でスタッドレスはいりませんか?
いります。4WDは進む力を助けますが、止まる力はタイヤで決まります。雪道を走るなら冬用タイヤを用意しておきましょう。
4WDにすると自動車税は上がりますか?
上がりません。自動車税は排気量で決まり、新型は2WDも4WDも年43,500円です。重量税の区分も同じです。
先代CX-5(KF型)の4駆も同じ価格差ですか?
先代KF型の公式掲載価格では、4WDは2WD+231,000円です(例: 20S i Selection 2WD 2,810,500円・4WD 3,041,500円)。先代の受注や在庫は販売店で確かめておきましょう。
新型CX-5の4WDだけにある装備はありますか?
走行モードのオフロードモードと、ヒルディセントコントロールが4WDだけに付きます。
まとめ
- 4WDはどのグレードでも2WD+236,500円(2026年5月現在)
- 燃費はWLTCで2WD 15.2km/L・4WD 14.2km/L、年間の燃料代の差は8,000円弱が目安
- 最低地上高・自動車税・重量税の区分は2WDと4WDで同じ
- 4WDが活きるのは雪道や凍った坂での発進と登り、止まる力はタイヤ次第
- 雪の少ない地域なら2WDにして、差額をグレードや装備に回す選び方もある





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